百座(読み)ヒャクザ

デジタル大辞泉 「百座」の意味・読み・例文・類語

ひゃく‐ざ【百座】

法会ほうえなどの100個の講座
100の座席。転じて、たくさんの人の集まり。
「お仕着せの通り、―の参会にも少しも色のかはりたる事なし」〈浮・一代女・五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「百座」の意味・読み・例文・類語

ひゃく‐ざ【百座】

〘名〙
① 経を講説するために、百の高座を設けること。また、その高座。主として「仁王経」がこの形で行なわれた。
平家(13C前)一「あらはれての御祈には〈略〉百座の薬師講
② 百の座席。多くの集まりの席。
太平記(14C後)三三在京大名、衆を結んで茶の会を始め、〈略〉異国本朝の重宝を集め、百座の粧(よそほひ)をして」

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