皇孫(読み)スメミマ

デジタル大辞泉 「皇孫」の意味・読み・例文・類語

すめ‐みま【孫/孫】

天照大神あまてらすおおみかみの孫、すなわち瓊瓊杵尊ににぎのみことのこと。
「遂に―天津彦彦火瓊瓊杵尊あまつひこひこほのににぎのみことを立てて」〈神代紀・下〉
天照大神子孫である天皇のこと。
「―のみこと御世みよ手長たなが御世と」〈祝詞祈年祭

こう‐そん〔クワウ‐〕【皇孫】

天皇の孫。また、天皇の子孫。皇胤こういん
天照大神あまてらすおおみかみの孫、瓊瓊杵尊ににぎのみこと

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「皇孫」の意味・読み・例文・類語

こう‐そんクヮウ‥【皇孫】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 天子、天皇の孫。
    1. [初出の実例]「後時天皇臨崩日之、召田村皇子遺詔。皇孫朕病篤矣。今汝登極位、授奉宝位」(出典:大安寺伽藍縁起并流記資財帳‐天平一九年(747)二月一一日)
    2. [その他の文献]〔漢書‐成帝紀〕
  3. 天子、天皇の子孫。皇胤(こういん)
    1. [初出の実例]「況乎尋皇孫之居台位」(出典:本朝文粋(1060頃)五・為一条左大臣辞右大臣第一表〈菅原文時〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「皇孫」の読み・字形・画数・意味

【皇孫】こうそん

王孫

字通「皇」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android