皺立(読み)しわだつ

精選版 日本国語大辞典 「皺立」の意味・読み・例文・類語

しわ‐だ・つ【皺立】

[1] 〘自タ五(四)〙 しわが立つ。しわがよる。しわむ。
唐人お吉(1928)〈十一谷義三郎〉一「天鵞絨(ビロウド)の枕は外れ、紅絹(もみ)裏の夜着はめくれ、下のツムギは皺だち」
[2] 〘他タ下二〙 ⇒しわだてる(皺立)

しわ‐だ・てる【皺立】

〘他タ下一〙 しわだ・つ 〘他タ下二〙 しわを立てる。しわをよせる。
虞美人草(1907)〈夏目漱石一二残骸(なきがら)に空しき茶の汚染(しみ)を皺立(シワダ)て」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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