目溢(読み)めこぼし

精選版 日本国語大辞典 「目溢」の意味・読み・例文・類語

め‐こぼし【目溢】

〘名〙
① とがめるべきことを、わざと見のがすこと。おおめに見ること。
浄瑠璃那須与市西海硯(1734)道行「いかさま少しの内の目休め、目こぼしも苦しかるまじ
※歌舞伎・盟三五大切(1825)序幕「旦那が売らうと云はれたというて、ちっとは目(メ)こぼしをして行き居らぬかやい」
欲望媒体(1962)〈邦光史郎〉二「処女地という目こぼしは皆無にひとしい」

め‐こぼれ【目溢】

〘名〙
① 俵の目などからこぼれ落ちること。
② 見おとすこと。また、そのもの。見おとし。めこぼし。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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