直紅(読み)ヒタクレナイ

デジタル大辞泉 「直紅」の意味・読み・例文・類語

ひた‐くれない〔‐くれなゐ〕【直紅】

[名・形動ナリ]全体紅色であること。また、そのさま。
「誰がきし紅なれば三輪山を―に匂はせるらむ」〈古今六帖・五〉
[補説]書名別項。→ひたくれなゐ

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精選版 日本国語大辞典 「直紅」の意味・読み・例文・類語

ひた‐くれない‥くれなゐ【直紅】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 一面にくれないであること。また、そのさま。みなぐれない。
    1. [初出の実例]「誰がまきし紅なれか三輪山をひたくれなゐに匂はせるらん」(出典:古今和歌六帖(976‐987頃)五)

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