主心(読み)しゅしん

精選版 日本国語大辞典 「主心」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐しん【主心】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 中心になっている心。対象をとらえて思いはかる、その統一的主体としての心。
    1. [初出の実例]「主心とは何物と云ふ事をさへ知らず、無知なる事犬馬の日々に足に任せて走るが如し」(出典:遠羅天釜(1747)答鍋島摂州侯近侍書)
  3. 剣道修行の際、自分の心を主人とし、自分以外の師も友も弟子もあらゆるものを客人とみなして客から学びとりながら、自主的に稽古に励む心づかいをいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android