真下飛泉(読み)マシモ ヒセン

20世紀日本人名事典 「真下飛泉」の解説

真下 飛泉
マシモ ヒセン

明治・大正期の歌人,作詞家



生年
明治11(1878)年10月10日

没年
大正15(1926)年10月25日

出生地
京都府河中町

本名
真下 滝吉

学歴〔年〕
京都師範〔明治28年〕卒

経歴
京都師範附属小学校訓導、小学校長、中学校教師を経て、大正14年より京都市会議員を務めた。青年時代「文庫」「よしあき草」「明星」などに詩歌を投稿、軍歌戦友」は明治38年に作詞された。「戦友」は厭戦思想を誘発するとして軍隊内での歌唱を禁じられたことがある。昭和2年「飛泉抄」が刊行された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「真下飛泉」の解説

真下飛泉 ましも-ひせん

1878-1926 明治-大正時代の歌人,詩人
明治11年10月15日生まれ。小学校訓導,校長をつとめ,のち京都市会議員となる。初期明星派の歌人。軍歌「戦友」の作詞者。大正15年10月25日死去。49歳。京都出身。京都師範卒。本名は滝吉。筆名は別に滝郎。著作に「叙事唱歌集」「童謡の研究」。
格言など】ここはお国を何百里,離れてとほき満州の,赤い夕日に照らされて,友は野末の石の下(「戦友」)

真下飛泉 ました-ひせん

ましも-ひせん

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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