真君(読み)しんくん

精選版 日本国語大辞典 「真君」の意味・読み・例文・類語

しん‐くん【真君】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 真正の君。万物主宰者真宰(しんさい)
    1. [初出の実例]「人類以上に自ら天地主宰の真君有ることを知て之に臣従し之を尊敬するに非ずや」(出典:開化本論(1879)〈吉岡徳明〉下)
    2. [その他の文献]〔荘子‐斉物論〕
  3. 神仙尊称。〔李商隠‐戊辰会静中出貽同志詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「真君」の読み・字形・画数・意味

【真君】しんくん

主宰者。造物主。〔荘子斉物論百骸九竅(きうけう)・六(りくざう)、(そなは)りて存す。吾(われ)誰と與(とも)にか親しむことを爲さん。~其れ遞(たが)ひに君臣を相ひ爲すか。其れ眞君の存するものらん。

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