真空(1)(読み)しんくう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「真空(1)」の解説

真空(1) しんくう

1204-1268 鎌倉時代の僧。
元久元年生まれ。東大寺東南院の定範(じょうはん),定舜(じょうしゅん)らに真言・三論・律・法相(ほっそう)をまなび,醍醐寺(だいごじ)理性院の行賢より灌頂(かんじょう)をうける。覚盛(かくじょう)に律をまなび,山城(京都府)木幡の観音院の住持となる。円爾(えんに)に参禅。のち北条政子の帰依(きえ)をうけ,京都大通寺の開山(かいさん)となる。文永5年7月8日死去。65歳。京都出身。俗名は藤原定兼。字(あざな)は廻心房。通称は木幡上人。法号は中観。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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