真野宮(読み)まのぐう

日本歴史地名大系 「真野宮」の解説

真野宮
まのぐう

[現在地名]真野町真野

経塚きようづか山から流れ出る真野川の谷が下流で開ける地点にある。明治維新までは国分こくぶん寺の末寺で真言宗真野山真輪しんりん寺とよばれ、一二坊の末寺をもっていた。順徳院の行在所と伝える堂所阿弥陀堂を奥院とし、古来山陵別当として順徳帝の御陵に奉仕し、池蔵人奉刻と伝える順徳帝の木像を安置してきた。明治維新で廃寺となり、明治二年(一八六九)寺を神社として僧は神官(真木山氏)となった。順徳上皇を祀り、菅公・日野資朝卿を合祀

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

再生可能エネルギー

自然の活動によってエネルギー源が絶えず再生され、半永久的に供給され、継続して利用できるエネルギー。有限の資源である化石燃料などに代わる、新エネルギー(中小規模水力・地熱・太陽光・太陽熱・風力・雪氷熱・...

再生可能エネルギーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android