着慣衣(読み)きならしごろも

精選版 日本国語大辞典 「着慣衣」の意味・読み・例文・類語

きならし‐ごろも【着慣衣】

※後拾遺(1086)雑二・九二九「古へのきならし衣今さらにそのものごしの解けずしもあらじ藤原定頼〉」

きなれ‐ごろも【着慣衣】

〘名〙 いつも着て、身になれた衣服。着なれた衣。きならしごろも。
※大弐集(1113‐21)「頼めしを待ち渡るほどときすぐしきなれ衣をかたみにぞ見る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android