デジタル大辞泉 「短歌行」の意味・読み・例文・類語 たんか‐こう〔‐カウ〕【短歌行】 連句の一体。表4句、裏8句、名残なごりの表8句、名残の裏4句の24句をもって一巻とするもの。⇔長歌行。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「短歌行」の意味・読み・例文・類語 たんか‐こう‥カウ【短歌行】 〘 名詞 〙① 楽府題(がふだい)の一つ。「長歌行」とともに、人の寿命は定まったもので、人がどうともできぬところからきた名称(「古今注‐音楽」)。一説に、歌う声の長短によるという(「楽府解題」)。漢代に始まるが、現存する最古の作は、魏の曹操のもの。[初出の実例]「此詩は、短歌行ぢゃ、時に長うても短うても、文字の仕ひやうに少の違はあれど同じことぢゃ」(出典:唐詩選国字解(1791)七言古)② ( 漢詩の四句の絶句六首の体にならったもの ) 連句様式の一体。各務支考のはじめたもので、表四句(月なし)、裏八句(初句め月、七句め花)、名残の表八句(七句め月)、名残の裏四句(三句め花)の計二四句をもって一巻とするもの。懐紙二枚。〔俳諧・和漢文操(1723)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例