石の枕(読み)いしのまくら

精選版 日本国語大辞典 「石の枕」の意味・読み・例文・類語

いし【石】 の 枕(まくら)

石造りの枕。また、石を枕にすること。重いこと、固いことなどのたとえにいう。
古今六帖(976‐987頃)五「ひとりねの床にたまれる涙にはいしの枕も浮きぬべらなり」
仮名草子薄雪物語(1632)下「あまりつれなきも事により候。いしのまくらやかたく候」
※雑俳・柳多留‐三六(1807)「くゎんぜおん石の枕じゃ濡事師

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android