石榴鼻(読み)ザクロバナ

デジタル大辞泉 「石榴鼻」の意味・読み・例文・類語

ざくろ‐ばな【×榴鼻】

鼻の頭が赤くなり、毛穴が広がってぶつぶつふくれ、ザクロの実のように見えるもの。酒をよく飲む人に多くみられる。酒皶しゅさ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「石榴鼻」の意味・読み・例文・類語

ざくろ‐ばな【石榴鼻】

〘名〙 鼻の頭が赤くふくれ、ぶつぶつで、石榴の実を割ったように見えるもの。皮膚毛細血管拡張潮紅し、毛穴が広がってにきびのようになり、重症の場合は大小のかたまりができる。酒を飲む人に多い。酒鼻(ささばな)酒皶(しゅさ)酒皶鼻(しゅさび)あかはな。にきみばな。
仮名草子仁勢物語(1639‐40頃)下「古の痤(にきび)出づらんざくろばな(こけらくづ)ともなりにけるかな」

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