砥礪(読み)シレイ

デジタル大辞泉 「砥礪」の意味・読み・例文・類語

し‐れい【××礪】

[名](スル)
砥石といし
研ぎ磨くこと。努め励むこと。ていれい
「人の志向は、自ら知るの良心もとづき、品行を―し」〈中村訳・西国立志編

てい‐れい【××礪】

しれい(砥礪)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「砥礪」の意味・読み・例文・類語

し‐れい【砥礪】

〘名〙 (「砥」はきめの細かい石、「礪」はきめの粗い石)
砥石(といし)。〔山海経‐西山経〕
② (━する) とぎみがくこと。学問品性などを高めようと努力すること。
※本朝文粋(1060頃)八・泉伝万歳声詩序〈大江以言〉「楚金風胡之利。豈非砥礪之功」 〔礼記‐儒行〕

てい‐れい【砥礪】

〘名〙 (「砥」は細石、「礪」は黒石の意)
① 砥石(といし)。しれい。
② とぎみがくこと。学問や品性などを高めようと努力すること。
※比興詩を論ず(1905)〈角田浩々歌客〉六「究竟するに、わが現代の詩風は、〈略〉諸體漸く研究の緒に就きて、内容是より諸家互に砥礪(テイレイ)琢磨するの時代なり」

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