鼻先(読み)ハナサキ

デジタル大辞泉 「鼻先」の意味・読み・例文・類語

はな‐さき【鼻先】

鼻の先端。鼻の頭。「鼻先でせせら笑う」
目の前。「鼻先に証拠品を突きつける」「鼻先札束をちらつかせる」
(「端先」とも書く)物の先端。「岬の鼻先
[類語](1鼻面/(2近い間近い程近い間近じきすぐ至近近く目前面前目の前眼前現前目先まのあたり手が届く手近い指呼しこ咫尺しせき目睫もくしょうかん身近手近卑近身辺そばかたわわき片方かたえ手もと付近近辺近傍近所最寄り足元座右左右手回り身の回り・ついそこ・前面正面真ん前手前先方直前目と鼻の先目睫もくしょう

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精選版 日本国語大辞典 「鼻先」の意味・読み・例文・類語

はな‐さき【鼻先・端先】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鼻の先端の部分。はながしら。
    1. [初出の実例]「はなさきにがくをかけたるつまのすけこれやおてらの仁王なるらん」(出典:評判記・野郎虫(1660)花崎妻之助)
  3. 鼻のすぐ前。目の前。もくぜん。はなのさき。
    1. [初出の実例]「此の卿蹲踞の鼻さきを、乍沓けほうらかすへき条、聊又無忽歟」(出典:満済准后日記‐永享四年(1432)三月二八日)
  4. ( 端先 ) ものの先端。
    1. [初出の実例]「シマノ fanasaqi(ハナサキ)」(出典:日葡辞書(1603‐04))

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