磁気あらし(嵐)(読み)じきあらし

百科事典マイペディア 「磁気あらし(嵐)」の意味・わかりやすい解説

磁気あらし(嵐)【じきあらし】

太陽面上でフレアが発生してから1〜2日後に全世界的に観測される地磁気じょう乱現象。地磁気変化の様相に従い初相,主相,回復相と三つの期間を経て平穏状態にもどる。全体の継続期間は1〜2日程度である。フレアで作られた高速のプラズマ流が地球磁気圏に到達し,地球磁気圏全体を圧縮することによって引き起こされる。主相では,磁気圏の放射線帯に地球を取り巻く環状電流が流れるため,全世界的に地磁気南北成分強度の減少が観測される。
→関連項目オーロラ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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