祝・寿・祷(読み)ほかい

精選版 日本国語大辞典 「祝・寿・祷」の意味・読み・例文・類語

ほかい ほかひ【祝・寿・祷】

〘名〙 (動詞「ほかう(祝)」の連用形名詞化後世は「ほがい」)
① 神を祝福し幸いを招くこと。ことほぐこと。転じて、神仏食物などを供えてまつること。
醍醐寺文書‐(年月日未詳)(室町)春日局書状「又一日さたみつせうみゃうゐん殿さまの御ほかいにのぼりまいらせ候て」
② (乞児) 「ほかいひと(乞児)」の略。
国文学発生(第二稿)(1924)〈折口信夫〉巡遊伶人の生活「其ほかひたちが、どういふ訣で流離生活を始める事になったか」

ほか‐・う ‥ふ【祝・寿・祷】

〘他ハ四〙 (動詞「ほく(祝)」の未然形に反復継続の助動詞「ふ」が付いてできたもの) 望む結果が得られるようなことばを唱えて神に祈る。また、祝福する。ことほぐ。〔享和本新撰字鏡(898‐901頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android