神の神庫も梯のままに(読み)かみのほくらもはしだてのままに

精選版 日本国語大辞典 「神の神庫も梯のままに」の意味・読み・例文・類語

かみ【神】 の 神庫(ほくら)も梯(はしだて)のままに

(高く近寄りがたい所でも、はしごをかければのぼれるの意から) どんなに困難なことでも、適切な手段を用いれば成し遂げることができるということ。
書紀(720)垂仁八七年二月(北野本訓)「『神庫(ほくら)高しと雖も、我能く神庫の為に梯(はし)を造(た)てむ。豈庫(ほくら)に登るに煩(わつらひ)あらむや』といふ。〈略〉神之神庫随梯之(かみのほくらモハシダテノママニ)といふは、此は其の縁なり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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