神木入洛(読み)シンボクジュラク

デジタル大辞泉 「神木入洛」の意味・読み・例文・類語

しんぼく‐じゅらく【神木×洛】

平安末期から室町時代にかけて、興福寺僧兵春日神社神体になぞらえた神木を奉じて京都に入り強訴ごうそしたこと。神木動座。→春日の神木

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精選版 日本国語大辞典 「神木入洛」の意味・読み・例文・類語

しんぼく‐じゅらく【神木入洛】

  1. 〘 名詞 〙 平安末期以降、奈良興福寺の僧兵が、朝廷強訴(ごうそ)するために、春日大社の神体になぞらえた榊(さかき)の神木を奉じて京都にはいること。
    1. [初出の実例]「依神木入洛子細之間」(出典:愚管記‐永和五年(1379)八月一四日)

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