福田大番所跡(読み)ふくだおおばんしよあと

日本歴史地名大系 「福田大番所跡」の解説

福田大番所跡
ふくだおおばんしよあと

[現在地名]長崎市福田本町

江戸時代、大村藩が管轄した外海そとめ一六番所の一つ。寛永一三年(一六三六)に設置された七番所のうちで、同一八年大番所が置かれた。正保元年(一六四四)九ヵ所の番所が増設されたため外海一六番所と称されるが、これに伴い戸町とまち番所、黒崎くろさき番所(現外海町)式見しきみ番所の三小番所を管轄するようになった。大番所として在番馬廻一人(上下六人)番船一艘(水主六人)、加番城番一人(上下一三人)・番船一艘(水主六人)とあり、戸町から黒崎まで支配すると記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android