デジタル大辞泉
「私雨」の意味・読み・例文・類語
わたくし‐あめ【私雨】
ある限られた地域だけに降るにわか雨。特に、下は晴れているのに山の上だけに降る雨。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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わたくし‐あめ【私雨】
- 〘 名詞 〙 限られた小区域にだけ降るにわか雨。特に、有馬、鈴鹿、箱根などの山地のものが知られている。
- [初出の実例]「高野からなら湯漬でもまづ〈西似〉 急けりわたくし雨に花盛〈利方〉」(出典:俳諧・天満千句(1676)四)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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私雨 (わたくしあめ)
限られた小地域にだけ降る雨。山地などの特殊な地形によって気流が乱されて起こる局地的降雨で,箱根,鈴鹿,比叡,丹波などの山地のものがよく知られている。干天つづきの水田にとって私雨は臨時収入のようなもので〈ほまち雨〉ともいわれる。
執筆者:内田 英治
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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私雨
他の地域の人が気付かないほど局地的に降る雨。山沿いで降りやすく、昔は箱根の私雨、比叡の私雨など山名を冠して呼んだ。なお、わたくし風(東風)が愛媛県宇和島市で吹く。
出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報
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