秋山 断(読み)アキヤマ タケシ

20世紀日本人名事典 「秋山 断」の解説

秋山 断
アキヤマ タケシ

江戸時代末期・明治期の漢学者



生年
嘉永2年(1849年)

没年
昭和4(1929)年11月13日

出生地
伊勢国桑名(三重県)

別名
号=罷斎,芦窓

経歴
儒者・秋山白賁堂の二男に生まれ、父に学び、朱子学に精通した。慶応2年(1866年)から伊勢桑名藩の藩校立教館で教える。明治維新後は家塾を開いた。一生娶らず、晩年になって失明するがその後も門下生に書を講じた。蔵書が多く、門下生が頌徳会を組織し「秋山文庫」を設けてその書を保存した。著書に「経余剳記」「易経本義筆記」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android