称専寺(読み)しようせんじ

日本歴史地名大系 「称専寺」の解説

称専寺
しようせんじ

[現在地名]高鍋町高鍋町 本町

栗田山と号し、浄土真宗本願寺派本尊阿弥陀如来。天正一八年(一五九〇)常安の開基。秋月家一族の某が蓮如に帰依し、のち筑前国夜須やす栗田くりた中島なかしま(現福岡県三輪町)覚永かくえい寺を建立したのが始まりという。同一五年秋月種長は豊臣秀吉により筑前国秋月あきづき(現同県甘木市)から日向財部たからべに移封され、覚永寺住職常安は種長に随従した。城下町割の際、ほん町東側に境内地二六八坪を与えられ堂宇を建立。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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