日本歴史地名大系 「竜興寺」の解説
竜興寺
りようこうじ
竜興寺
りゆうこうじ
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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中国、唐代に各地に建立された官立寺院。705年(神竜1)中宗が即位して唐の名を復したことにちなみ、諸州に中興寺観を置き707年竜興寺と改めたことに始まる。そのもっとも古いのは隋(ずい)の586年(開皇6)恒州刺史王孝(おうこうれい)により、竜蔵寺として創建されたもので、971年(開宝4)河北省正定(せいてい)に移建され、その後数度にわたる重修を経て現存している。日本天台宗にはゆかりのある寺で、たとえば伝教大師最澄(さいちょう)は、台州の竜興寺において道邃(どうすい)にまみえ、天台止観(しかん)法門および梵網(ぼんもう)の大戒を受け、翌年越州の竜興寺で順暁(じゅんぎょう)より真言(しんごん)密教の灌頂(かんじょう)を受けたといわれる。また円仁(えんにん)は揚州と青州の、円珍は長安の竜興寺に足跡を残している。
[平井俊榮]
外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...
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