竹子村(読み)たかぜむら

日本歴史地名大系 「竹子村」の解説

竹子村
たかぜむら

[現在地名]溝辺町竹子

有川ありかわ村の北に位置し、長尾ながお(六八〇・一メートル)につながる山間・台地部と、中心部を南流する網掛あみかけ川の流域平地部に分れる。北を南東流する久留味くるみ川が限り、中央を永野ながの金山(現薩摩町)への道が通る。建治二年(一二七六)八月日の石築地役配符写(調所氏家譜)桑西くわのさい郷のうちとして「竹師七反七寸 預所雅楽左衛門入道」とあり、竹師は当地をさすと推測される。応永二〇年(一四一三)一一月一五日には、「竹子」が小山田こやまだ(現加治木町)とともに往古神領として正八幡宮(現鹿児島神宮)に再寄進されている(「島津久豊寄進状」旧記雑録)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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