竹田小路庄(読み)たけだしようじのしよう

日本歴史地名大系 「竹田小路庄」の解説

竹田小路庄
たけだしようじのしよう

永享元年(一四二九)の公方御下向反銭方引付(内閣文庫蔵大乗院文書)の大乗院方の十市郡に「竹田少地小路分三丁三反」とある記事は、興福寺大乗院領と考えられる。天文五年(一五三六)の「若宮祭礼并十二大会料所、十市郷内、進官庄々事」(京都大学蔵一乗院文書)に「竹田小路庄 無沙汰」とみえる興福寺寺務領の進官庄竹田小路庄は、若宮と興福寺十二大会の料所であったが、同寺寺務の修理・会所公文の三目代の知行下にあった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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