笑仏(読み)わらいぼとけ

精選版 日本国語大辞典 「笑仏」の意味・読み・例文・類語

わらい‐ぼとけ わらひ‥【笑仏】

[1] 〘名〙 仏語微笑の相を現わした仏像。また、微笑しているところから、経蔵の前に安置される傅大士(ふたいし)の像や寒山拾得の像、あるいは千観の像もいう。
※虎寛本狂言・鏡男(室町末‐近世初)「扨々機嫌の能いかほ哉、是は正身北野の笑らひ仏を見る様な」
[2] 歓喜天の俗称。
雑俳・田みの笠(1700)「腹立な・笑ひ仏を作るうち

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android