笑み零れる(読み)えみこぼれる

精選版 日本国語大辞典 「笑み零れる」の意味・読み・例文・類語

えみ‐こぼ・れるゑみ‥【笑零・笑溢】

  1. 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]ゑみこぼ・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙
  2. 顔などに笑いがいっぱいにあふれる。
    1. [初出の実例]「笑み溢(コボ)れるやうな黒味の勝った眼で」(出典青草(1914)〈近松秋江〉八)
  3. 成熟した果実外皮が割れて、中の実がこぼれ出る。笑み落つ。
    1. [初出の実例]「野胡桃(のぐるみ)の実は笑みこぼれ」(出典:白羊宮(1906)〈薄田泣菫〉わがゆく海)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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