笠に着る(読み)カサニキル

デジタル大辞泉 「笠に着る」の意味・読み・例文・類語

かさに◦

権勢のある後援者などを頼みにしたり、自分に保障されている地位を利用したりしていばる。また、自分の施した恩徳をいいことにして勝手なことをする。「権力を―◦着る」
[補説]「かさに懸かる」との混同で、「嵩に着る」と書くのは誤り。
[類語]脅かす脅す脅しつけるおびやかす凄む凄みを利かせるかさに懸かる示威威圧威嚇脅迫恫喝

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「笠に着る」の意味・読み・例文・類語

かさ【笠】 に 着(き)

権勢のある者をたのんで威張る。また、自分の側の権威を利用して他人圧力を加える。
※中華若木詩抄(1520頃)上「天子の御威光をかさに衣(キ)て」

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