笹結(読み)ささむすび

精選版 日本国語大辞典 「笹結」の意味・読み・例文・類語

ささ‐むすび【笹結】

〘名〙
① 笹を、紐を結んだような形にしたもの。また、紐の結びかたの名。
※新撰六帖(1244頃)六「あふことはかたちがひなるささむすびよよの報いの契りつらしな〈藤原知家〉」
② ①を図案化した紋や紋様の名。
梁塵秘抄(1179頃)二「輪鼓(りうご)輪違(わちがへ)ささむすび、纐纈前垂(かうけちまへだり)寄生木(ほや)鹿の子結び」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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