筆陣(読み)ヒツジン

デジタル大辞泉 「筆陣」の意味・読み・例文・類語

ひつ‐じん〔‐ヂン〕【筆陣】

文筆によって論戦を展開すること。戦陣にたとえていう。「筆陣を張る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「筆陣」の意味・読み・例文・類語

ひつ‐じん ‥ヂン【筆陣】

〘名〙 文章をもって論戦することを、戦陣にたとえていう語。論陣。〔文明本節用集(室町中)〕
※夜航余話(1836)下「没緊要の事を挙論して、無益の筆陣を競へり」 〔杜甫‐酔歌行〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「筆陣」の読み・字形・画数・意味

【筆陣】ひつじん(ぢん)

運筆詩文構成を陣法にたとえる。梁・昭明太子〔錦帯書十二月啓、太簇正月〕んで想ふに、足下(こころ)書帳に游び、性琴堂に縱(ほしいまま)にし、談叢水の源に發し、筆陣は雲の勢ひを引く。~長くを懷ひ、聊(いささ)か愚衷を吐く。

字通「筆」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android