節木(読み)フシキ

デジタル大辞泉 「節木」の意味・読み・例文・類語

ふし‐き【節木】

節の多い木。
伏し木2」に同じ。
「源の頼朝卿石橋山の―隠れ」〈浄・盛衰記

せち‐ぎ【節木】

年木としぎ2

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精選版 日本国語大辞典 「節木」の意味・読み・例文・類語

ふし‐き【節木】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 節の多い木。
    1. [初出の実例]「杣山にたてるふし木のいたづらになどひく人のなき身なるらん〈藤原教嗣〉」(出典:夫木和歌抄(1310頃)二九)
  3. ( 「ふしぎ」とも ) 節に穴があり、中が空洞になっている木。臥木。
    1. [初出の実例]「かはほりのふし木かくれや朝の月〈社中〉」(出典:俳諧・俳諧新選(1773)二)

せち‐ぎ【節木】

  1. 〘 名詞 〙 新年用に特別に用意した薪(たきぎ)正月にたく薪。節株(せちくんぜ)年木(としぎ)節榾(せちほだ)。《 季語・新年 》

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