(読み)ヒビ

デジタル大辞泉 「篊」の意味・読み・例文・類語

ひび【×篊】

ノリカキ養殖で、胞子幼生を付着させるために海中に立てる竹や粗朶そだ
浅海しば竹簀たけすなどを立て並べ、一方の口から入った魚が出られないようにした仕掛け。

しび【×篊】

《「ひび(篊)」の音変化》「ひび1」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「篊」の意味・読み・例文・類語

ひび【篊】

〘名〙 浅海に柴や竹簀などを立て並べ、一方に口をあけ、満潮時にはいった魚を干潮時に捕える漁業施設。また、海苔(のり)や牡蠣(かき)を付着させるため海中に立てておく粗朶(そだ)。ひみ。
※玉塵抄(1563)四「江や浦にしばやささの葉をしかと立ててよこに水をせいて魚をとるをそれをひびと云ぞ」

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