簾越（読み）すだれごし

精選版 日本国語大辞典

すだれ‐ごし【簾越】

〘名〙 何かが行なわれる時に、すだれを間にはさんでいること。すだれを隔ててものを見たり人に会ったりなどすること。すごし。

※拾遺（1005‐07頃か）恋三・八九七・詞書「実明の朝臣、詣で来たりければ、すだれごしにすゑて物語し侍りけるに」

す‐ごし【簾越】

〘名〙 簾を隔てていること。簾を隔てて、会ったり話したりすること。すだれごし。

※後撰（951‐953頃）恋三・七四七「あらかりし浪の心はつらけれとすこしによせしこゑそこひしき〈藤原守正〉」

出典　精選版 日本国語大辞典