籠もり(読み)コモリ

デジタル大辞泉 「籠もり」の意味・読み・例文・類語

こもり【籠もり/隠り】

中に入って出ないこと。隠れて現れないこと。また、その状態。「冬―」「巣―」
社寺祈願のため参籠さんろうすること。おこもり。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「籠もり」の意味・読み・例文・類語

こもり【籠・隠】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「こもる(籠)」の連用形の名詞化 )
  2. 中にはいって出ないでいること。人知れず隠れしのぶこと。「冬ごもり」「巣ごもり」「山ごもり」「こもりぬ(隠沼)」など他の語と複合して用いることが多い。
    1. [初出の実例]「玉かぎる石垣淵の隠(こもり)には伏して死ぬとも汝(な)が名は告(の)らじ」(出典:万葉集(8C後)一一・二七〇〇)
  3. 神社や寺院に泊まって祈念すること。参籠
    1. [初出の実例]「正月の程は長谷寺に御こもりと聞こえ候しが」(出典:平家物語(13C前)一二)
  4. ( 晦日 ) 月の末日みそか。つごもり。〔物類称呼(1775)〕

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