米屋被り(読み)コメヤカブリ

デジタル大辞泉 「米屋被り」の意味・読み・例文・類語

こめや‐かぶり【米屋被り】

《「こめやかむり」とも》米屋き屋などが、ぬかがかかるのを防ぐためにする手拭いのかぶり方。手拭いで頭をすっぽり包み、両端後頭部で結ぶもの。

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精選版 日本国語大辞典 「米屋被り」の意味・読み・例文・類語

こめや‐かぶり【米屋被・米屋冠】

  1. 〘 名詞 〙 米屋や搗(つき)屋などが糠(ぬか)のかからないようにする手拭いのかぶり方。手拭いで頭の前の方を包み、その両端を後頭部で結ぶ。こめやかむり。
    1. 米屋被〈守貞漫稿〉
      米屋被〈守貞漫稿〉
    2. [初出の実例]「あみ笠茶屋も名のみ残って、頭巾も今は手ぬくひの米やかぶり」(出典:洒落本・契情買虎之巻(1778)一)

こめや‐かむり【米屋被・米屋冠】

  1. 〘 名詞 〙こめやかぶり(米屋被)
    1. [初出の実例]「しかたなく米やかむりにむす子する」(出典:雑俳・川柳評万句合‐天明七(1787)繁一)

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