米蝶(読み)よねちょう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「米蝶」の解説

米蝶 よねちょう

?-? 江戸時代中期の芸者
江戸深川の人。美人で客あしらいがうまく深川高尾とよばれた。宝暦(1751-64)のころ,小鳥屋主人が得意げにもちあるく純銀鳥籠から1羽30両はする南蛮渡来の雌雄の島ヒヨドリをにがし,「2羽で60両,あとでおとどけします」と辰巳(たつみ)芸者の意気と張りをみせたという。もっとも芸者や花魁(おいらん)が高価な鳥をはなつ話はほかにもおおい。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android