粘葉本和漢朗詠集(読み)でっちょうぼんわかんろうえいしゅう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「粘葉本和漢朗詠集」の意味・わかりやすい解説

粘葉本和漢朗詠集
でっちょうぼんわかんろうえいしゅう

平安古筆の一つ。伝藤原行成筆。『和漢朗詠集』を上下2冊に書写し,粘葉装としたもの。料紙は布目,綾目の茶,赤,藍,黄などの各色に唐草雲鶴亀甲唐花野菊鳳凰丸文様雲母摺 (きらずり) した唐紙を用い,華美を尽している。古筆の典型とされている。

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