糠味噌(読み)ヌカミソ

デジタル大辞泉 「糠味噌」の意味・読み・例文・類語

ぬか‐みそ【×糠味×噌】

に塩・水を加え、まぜ合わせて発酵させたもの。糠味噌漬けもとになり、毎日かきまぜて空気を入れ、水分が多くなると新しく糠と塩を足していく。ぬかどこ。

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精選版 日本国語大辞典 「糠味噌」の意味・読み・例文・類語

ぬか‐みそ【糠味噌】

〘名〙
米糠に、煮たててさました塩水を注ぎ味噌の固さに練って発酵させたもの。糠味噌漬けのための漬床にも用いる。糠床。〔天正本節用集(1590)〕
② 味噌の一種。糠、麹、塩に煮た豆を加え、つきまぜて蒸したもの。醸造する味噌の下に敷いて熟成させる。酢、酒などにひたして食べ、味噌汁にも用いた。
※雑俳・柳多留‐六五(1814)「糠みそのうは汁を吸ふ仲の丁」

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「糠味噌」の解説

ぬかみそ【糠味噌】

米ぬか・塩・水を混ぜ、乳酸発酵させたもの。野菜などを漬け込んで漬物を作る。褐色でみそに似た質感があり、北九州などで煮物調味料に用いることもある。◇「じんだ」ということもある。⇒ぬかみそ漬け

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