糠平ダム(読み)ぬかびらだむ

日本歴史地名大系 「糠平ダム」の解説

糠平ダム
ぬかびらだむ

[現在地名]河東郡上士幌町字糠平

音更おとふけ川上流部にある水力発電ダム。電源開発株式会社が昭和二八年(一九五三)七月に建設に着工し、同三一年一月に完成した。コンクリート式重力ダムで、高さ七六メートル、堤長二九三メートル、堤体容積三六万八〇〇〇立方メートル。このダム建設により湛水面積八・二平方キロ、有効貯水量一億六〇五〇万立方メートルの糠平湖が誕生した。ダムの水は糠平発電所に引かれ、最大出力四万二〇〇〇キロワットの発電に利用されているほか、使用水は東方足寄あしよろ町内を流れる美里別びりべつ川に放流され、芽登めとう第一・芽登第二・足寄の各発電所で使われている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「糠平ダム」の解説

糠平ダム

北海道河東郡上士幌町中部、十勝川水系音更川に建設された発電用の重力式コンクリートダム。堤高76メートル。1956年竣工。ダム湖、糠平湖を形成する。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android