細君(読み)サイクン(英語表記)Xi-jun; Hsi-chün

デジタル大辞泉 「細君」の意味・読み・例文・類語

さい‐くん【細君/妻君】

親しい人に対し、自分の妻をいう語。
同輩以下の人の妻をいう語。「友人の―」「―によろしく」
[補説]「妻」は当て字
[類語]つま家内女房かみさんワイフかかあ山の神さいベターハーフ押し掛け女房姉さん女房世話女房恋女房思い妻糟糠の妻愛妻良妻賢妻悪妻

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普及版 字通 「細君」の読み・字形・画数・意味

【細君】さいくん

身分ある人の妻。のち、自分の妻をいう。〔漢書、東方朔伝〕上(しやう)笑ひて曰く、先生をして自ら責めしめしに、廼(すなは)ち反りて自ら譽(ほ)むと。復(ま)た酒一石・百斤を賜ひ、歸りて細君にらしむ。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「細君」の意味・わかりやすい解説

細君
さいくん
Xi-jun; Hsi-chün

中国,前漢の武帝の元封1 (前 110) 年頃烏孫王昆莫に嫁した宗室の女。遊牧民のテント生活に望郷の念やみがたく,「願わくは黄鵠となって故郷に帰らん」で結ばれる詩を作ったと『漢書西域伝に伝えられる。

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