継ぎ歯(読み)つぎば

日本大百科全書(ニッポニカ) 「継ぎ歯」の意味・わかりやすい解説

継ぎ歯
つぎば

差し歯あるいは継続歯ともよばれる。合釘(ごうてい)(ポスト)のついた人工歯冠をつくり、天然歯歯根に掘った穴にその合釘を差し込んで接着固定した歯。歯冠が大きく崩壊欠如しているときに継ぎ歯をつくり、残っている歯根を使って保持する。継ぎ歯では天然歯に近い形、色、透明感などが得られ、隣接歯や対合歯ともよく調和するので、審美性を重視する前歯に多く応用される。

[澤田健次]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android