置添(読み)おきそう

精選版 日本国語大辞典 「置添」の意味・読み・例文・類語

おき‐そ・う ‥そふ【置添】

[1] 〘自ハ四〙 露などが、ある上にまた置き加わる。
※高遠集(1011‐13頃)「いにしへののこりすくなき菊のうへにをきそふつゆの身をもしるかな」
[2] 〘他ハ下二〙 ⇒おきそえる(置添)

おき‐そ・える ‥そへる【置添】

〘他ア下一(ハ下一)〙 おきそ・ふ 〘他ハ下二〙 ある上にさらに置き加える。
※後撰(951‐953頃)秋中・二七七「さみだれにぬれにし袖にいとどしく露おきそふる秋のわびしさ〈源周子〉」

おき‐そわ・る ‥そはる【置添】

〘自ラ四〙 置いてあるものの上にさらに置き加わる。置き添う。
古今(905‐914)恋一・五四五「夕さればいとどひがたき我が袖に秋の露さへをきそはりつつ〈よみ人しらず〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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