羝羊(読み)テイヨウ

デジタル大辞泉 「羝羊」の意味・読み・例文・類語

てい‐よう〔‐ヤウ〕【×羝羊】

おすの羊。本能にまかせて生きる凡夫などにもたとえる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「羝羊」の意味・読み・例文・類語

てい‐よう‥ヤウ【羝羊】

  1. 〘 名詞 〙 ( 牡羊のこと。正式には異生羝羊心(いしょうていようしん)といい、異生(凡夫)の羝羊のような心の意 ) 仏語真言宗で説く十住心の第一。もっぱら食欲性欲の本能にまかせて生きる凡夫のたとえ。
    1. [初出の実例]「第一〈略〉愚痴無智均彼羝羊之劣弱」(出典秘蔵宝鑰(830頃)上)
    2. [その他の文献]〔詩経伝‐大雅・生民〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「羝羊」の読み・字形・画数・意味

【羝羊】ていよう

牡羊。

字通「羝」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android