群千鳥(読み)ムラチドリ

デジタル大辞泉 「群千鳥」の意味・読み・例文・類語

むら‐ちどり【群千鳥】

群がっている千鳥 冬》「暁をまぎれて行くや―/暁台

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「群千鳥」の意味・読み・例文・類語

むら‐ちどり【群千鳥】

〘名〙
① むれをなしている千鳥。一群れの千鳥。たくさんの千鳥。むれちどり。《季・冬》
※新古今(1205)冬・六五一「風さゆるとじまがいそのむら千鳥立居は浪の心なりけり〈藤原季経〉」
文様の名。千鳥が点々と飛びかう図案のもの。
曾我物語(南北朝頃)八「むらち鳥の直垂に、夏毛の行縢脇ふかくひきこうで」
④ 植物「きけまん(黄華鬘)」の異名。

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