翻訳後修飾(読み)ホンヤクゴシュウショク

デジタル大辞泉 「翻訳後修飾」の意味・読み・例文・類語

ほんやくご‐しゅうしょく〔‐シウシヨク〕【翻訳後修飾】

たんぱく質リボソーム上で伝令RNA翻訳によって合成されたあと、糖鎖リン酸メチル基の付加などを受けること。生体内において、たんぱく質の機能発現や活性調節に深く関わっていると考えられている。PTM(post-translational modification)。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「翻訳後修飾」の解説

翻訳後修飾
ホンヤクゴシュウショク
posttranslational modification

mRNAが翻訳されて,タンパク質がリボソーム上で合成された後に受ける化学的修飾.部分的切断糖鎖付加,脂質付加,N末端アセチル化C末端のアミド化など.広義には,キナーゼによる可逆的なリン酸化も含まれる.[別用語参照]前駆物質

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「翻訳後修飾」の解説

翻訳後修飾

 タンパク質合成の過程で,mRNAを翻訳してペプチド鎖が形成された後に起こるペプチド鎖の修飾.リン酸エステル化糖鎖形成ペプチド結合一部の切断,アセチル化,アミド化,一部のアミノ酸側鎖の修飾などがある.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

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