耳土器(読み)ミミガワラケ

デジタル大辞泉 「耳土器」の意味・読み・例文・類語

みみ‐がわらけ〔‐がはらけ〕【耳土器】

はしをのせるのに用いる、耳の形に似た焼き物の器。耳皿。〈日葡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「耳土器」の意味・読み・例文・類語

みみ‐かわらけ‥かはらけ【耳土器】

  1. 耳土器〈貞丈雑記〉
    耳土器〈貞丈雑記〉
  2. 〘 名詞 〙 ( 「みみがわらけ」とも ) 箸(はし)をのせておくための台。形が耳に似ているもの。曲土器(まがりかわらけ)。耳皿。
    1. [初出の実例]「しぎつぼの事〈略〉折びつにみみがはらけにいためじほ置て可献」(出典:武家調味故実(1535))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の耳土器の言及

【箸】より

…はしは銀,白銅,竹などのものが多く,馬頭盤やはし台は金銀,朱漆,土器などが用いられた。室町時代ごろには公式の宴会でのはし台は,すべて耳土器(みみがわらけ)と呼ぶ土器を用いていた。現在のはし置きはその後の変化である。…

※「耳土器」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android