耳挟(読み)みみはさみ

精選版 日本国語大辞典 「耳挟」の意味・読み・例文・類語

みみ‐はさみ【耳挟】

〘名〙 平安時代に、女が額髪左右に分け、耳にはさんで後ろにかきやること。忙しく立ち働くときなどにしたもので、つつましげのないものとされた。
※宇津保(970‐999頃)蔵開上「女御ぎみに宮かかり奉りて、さわぎ給ふをみれば〈略〉耳はさみをしてまどひおはす」

みみ‐ばさ・む【耳挟】

〘他マ四〙 誰からともなくちらと聞く。ふと耳に入れる。聞き込む。耳にはさむ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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