耳掻草(読み)ミミカキグサ

デジタル大辞泉 「耳掻草」の意味・読み・例文・類語

みみかき‐ぐさ【耳×掻草】

タヌキモ科多年生食虫植物湿地に生え、高さ10~15センチ。細く白い地下茎泥中を走り、捕虫袋がまばらにつく。葉は線形で地下茎から出る。8~10月花茎を出して、黄色の花を数個つける。花後、がくが実を包み、耳掻き棒に似る。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「耳掻草」の意味・読み・例文・類語

みみかき‐ぐさ【耳掻草】

  1. 〘 名詞 〙 タヌキモ科の多年草本州四国九州の湿地に生える食虫植物。高さ八~一五センチメートル。白い糸状の地下茎は浅く地中を這い、所々にごく小さな粒状の捕虫嚢をつける。葉は線状へら形でまばらに地下茎から立ち上がり、基部に捕虫嚢をつける。夏から秋にかけ、細い花茎をのばし、小さな仮面状の黄色い花をまばらにつける。二枚の萼が耳かきのようにみえるところからの名。〔物品識名拾遺(1825)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「耳掻草」の解説

耳掻草 (ミミカキグサ)

学名Utricularia bifida
植物。タヌキモ科の多年生食虫植物,園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android